炊き出し訓練を兼ねた餅つき大会で、ご近所づきあい
あおば山の手台グラン・ジャルダン自治会 会長 石崎 誠透
グラン・ジャルダン自治会は、青葉区奈良三丁目（あおば山の手台）にあり、マンション８棟５３１世帯からなる大きな自治会です。マンションの名称でもある「グラン・ジャルダン」とは「大きな庭」という意味ですが、そのスペースを利用して毎年餅つき大会を開催しています。
平成１４年１月に、マンション共有の災害用備品を使った炊き出しの練習を兼ねて、冬の行事としてスタートしました。かまどセットや自家発電などの機器を所有していたのですが、ほとんどの居住者は使用経験がなく、イザというときに自分たちで災害時の炊き出しをできるようにしたいという要望と、世帯数が多い新築マンションのため、入居当初はお互い知らない者同士でしたから、住民間のコミュニケーションを円滑にするためには何かイベントが必要ということから「餅つき大会」が発案されました。
当日は、朝早くからマンションのゲートハウスの前の広場にテントを張り、テーブルを並べて会場設営し、事前に決めていた餅米を蒸かすかまど担当、餅つき担当、配布用のお餅づくり担当、豚汁担当、お汁粉担当などに分かれて役員とボランティアの共同作業が始まります。小学生もお手伝いに参加してくれます。
参加される住民の皆さんが、出来立てのお餅や温かい豚汁、お汁粉をおいしそうに食べている姿を見ると、準備は大変だったけど開催できてよかったと思いますし、役員全員炊き出しの疑似体験もできるので、有意義な餅つき大会です。この行事をこれからも続けていきたいと思っています。
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